チャットレディの確定申告で「書類はどう書くの?」「開業届って必要?」と手続きで止まってしまう方へ。この記事は申告のやり方(書き方・開業届・所得の区分)だけに絞ってまとめました。
この記事の結論(先に3つ)
- 副業で年20〜50万円のうちは白色申告でOK。開業届も必須ではありません。
- 月収が安定して10万円を超えたら開業届+青色申告で最大65万円の控除を狙えます。
- 職業欄は「チャットレディ」と書かず、「インターネット配信業」などにします。
「そもそも自分は申告が必要なのか(いくらから)」を知りたい方は、先に チャットレディの確定申告のやり方|いくらから必要か をご覧ください。この記事はその次の「書き方・手続き」の段階を扱います。
事務所についてはこちら
開業届の出し方と職業欄の書き方
青色申告をするには、事前に「個人事業の開業・廃業等届出書(開業届)」を税務署に提出します。提出期限は開業から1ヶ月以内ですが、遅れても罰則はありません。白色申告だけなら開業届は不要です。
- 開業届を準備|「個人事業の開業・廃業等届出書」を国税庁サイトかe-Taxで作成
- 職業欄を記入|「チャットレディ」ではなく「インターネット配信業」「映像制作業」など抽象的に
- 青色申告承認申請書も一緒に|青色で申告するなら同時提出(開業から2ヶ月以内)
- 税務署へ提出|窓口・郵送・e-TaxのいずれでもOK。控えは必ず保管
職業欄・概要欄の書き方ポイント
- 職業欄:「インターネット配信業」「動画配信業」「映像制作業」など抽象的な表現を使う。「チャットレディ」「チャトレ」は記入しない
- 事業の概要欄:「インターネット上でのライブ配信サービスの提供」など
- 屋号:なしでOK(ブランド名をつけたい場合のみ記入)
- 提出方法:管轄の税務署に持参、郵送、またはe-Taxで提出可能
マイナンバーカードがあればスマホから「e-Tax」で提出でき、窓口に行く手間が省けます。
事業所得と雑所得の選び方
チャットレディの収入を「事業所得」と「雑所得」のどちらで申告するかで、使える節税の幅が変わります。確定申告書の「種目」欄もこの区分に合わせて書きます。
| 比較項目 | 事業所得 | 雑所得 |
|---|---|---|
| 青色申告特別控除 | ◎ 最大65万円 | × 使えない |
| 損失の繰越(赤字の場合) | ◎ 翌年以降に繰り越せる | × 繰り越し不可 |
| 小規模企業共済 | ◎ 加入できる | × 加入できない |
| 認められる条件 | 継続・反復・営利目的が必要 | 副業・一時的な収入 |
事業所得として認められやすい目安:週3日以上など継続的に配信している/収入が年間100万円以上(明確な基準はないが目安)/本人が事業として取り組む意思がある。
副業で年間20〜50万円程度なら雑所得でも問題ありません。本業として継続している場合は事業所得で申告する方がメリットが大きいです。
💡 ドル建て報酬の外貨換算・源泉・支払調書など海外サイト特有の税金は専用ページへ。海外チャトレ特有の税金
青色申告と白色申告の選び方
青色申告のメリット
- 最大65万円の控除で税金を大きく減らせる
- 赤字を翌年以降3年間くり越せる
- 家族への給与(専従者給与)も経費にできる
青色申告の注意点
- 複式簿記での記帳が必要(会計ソフトで対応可)
- 事前に開業届と青色申告承認申請書の提出が必要
- 副業で年20〜50万円のうちは手間に見合わないことも
| 項目 | 青色申告 | 白色申告 |
|---|---|---|
| 控除額 | 最大65万円(電子申告の場合) | 控除なし |
| 帳簿の手間 | 複式簿記が必要(freeeで対応可) | 簡易な帳簿でOK |
| 開業届 | 必要(事前に税務署へ提出) | 不要 |
| 赤字の繰越 | 3年間繰り越せる | 繰り越し不可 |
| 副業で年20〜50万円 | 手間に対してメリットが出にくい | 手間が少なく向いている |
| 月収10万円以上の本業 | 65万円控除で税負担が大きく下がる | 控除がなく税負担が高い |
副業で年収20〜50万円程度のうちは白色申告で十分です。月収が安定して10万円を超えてきたら、翌年から青色申告への切り替えを考えてください。
節税シミュレーション例
| 条件 | 経費なし | 経費あり(白色) | 経費あり(青色) |
|---|---|---|---|
| 年収120万円(副業) | 所得120万円 | 経費40万円→所得80万円 | 経費40万円+65万円控除→所得15万円 |
| 年収240万円(本業) | 所得240万円 | 経費80万円→所得160万円 | 経費80万円+65万円控除→所得95万円 |
同じ収入でも申告の仕方で税負担が大きく変わります。会計ソフトはfreeeやマネーフォワードが定番で、月額980円〜で申告書類の作成まで自動化できます。経費の具体例は どこまで経費にできる?按分と節税の具体例 にまとめています。
開業届・申告書の提出先と期限まとめ
「いつまでに・どこへ・何を出すのか」を一覧にしました。迷ったら、まず確定申告(2/16〜3/15)の期限だけ押さえておけば大丈夫です。
| 書類 | 提出先 | 期限 | 必須か |
|---|---|---|---|
| 確定申告書 | 管轄の税務署 / e-Tax | 翌年2月16日〜3月15日 | 申告が必要な人は必須 |
| 開業届 | 管轄の税務署 / e-Tax | 開業から1ヶ月以内(遅れても罰則なし) | 青色を使う人のみ |
| 青色申告承認申請書 | 管轄の税務署 / e-Tax | 青色で申告したい年の3月15日まで | 青色を使う人のみ |
| 住民税の申告 | 市区町村役場 | 確定申告をすれば不要(自動連携) | 申告不要でも所得があれば必要 |
マイナンバーカードがあれば、上の書類はすべてスマホのe-Taxから提出できます。税務署へ行かずに完結するので、まずはマイナンバーカードの準備から始めると楽です。
チャットレディの確定申告の書き方|よくある質問
職業欄には何と書けばいいですか?
「インターネット配信業」「動画配信業」「映像制作業」などの抽象的な表現を使います。「チャットレディ」「チャトレ」とは書きません。確定申告書の「種目」欄も同様です。
開業届を出さないと確定申告はできませんか?
いいえ。開業届を出さなくても白色申告で確定申告はできます。開業届と青色申告承認申請書が必要になるのは、青色申告(最大65万円控除)を使いたい場合です。
事業所得と雑所得はどちらが得ですか?
週3日以上など継続して配信し収入も大きいなら、事業所得+青色申告が得です。副業で年20〜50万円程度なら雑所得(白色)でも問題ありません。
会計ソフトは使った方がいいですか?
青色申告は複式簿記が必要なので、freeeやマネーフォワードなどの会計ソフトを使うと書類作成まで自動化できて確実です。白色申告でも収支管理が楽になります。
自分の場合の書き方、ひとりで悩まなくて大丈夫です
開業届を出すべきか、雑所得か事業所得か、職業欄は何と書くか——一番迷うのは『自分のケースだとどうすれば』という部分です。Mignon Groupは源泉徴収の代行や申告まわりのサポートまで含めて、所属している方の不安に伴走しています。あなたの収入や働き方に合った申告の進め方を、LINEで気軽に相談してください。
LINEで相談する無料・匿名OK・しつこい勧誘はしません















